慢性腎臓病CKDは、成人8人に1人が患っている生活習慣病。「CKD啓発動画研究会」は、CKD(慢性腎臓病)の認知度が少しでも高まることを願って活動しています。

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「クタビレると儲かる」という話

 近年、健康のための運動の「お約束事」はだんだんゆるくなってきました。かつては連続30分以上運動しないと脂肪燃焼効果がない、運動強度が3メッツ以上でないと効果がない、本来毎日かすくなくとも1日おきの運動が必要、などなどいろいろ言われていましたし、有酸素運動と無酸素運動や筋トレのいずれが良いかについて、侃々諤々(かんかんがくがく)の議論もありましたが、今では「30分未満の短い運動でも効果がある」、「3メッツ未満の弱い運動でも効果がある」、「有酸素運動でも無酸素運動でも筋トレでもそれぞれにメリットがある」、そして「週1でも運動習慣がある人はない人より死亡リスクが低い(要するに動かないでいる不活発なライフスタイルそのものが不健康)」など、運動療法は強度、頻度、時間、種目いずれについても敷居が低くなり間口も広がっています。
 
 どんな運動メニューが一番良いのかまだ定説がありません。そう言うと、「決定的な運動メニューが発表されるまでは様子見だわな。だってムダ足は踏みたくないもんね」、などとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、なんでもいいから、その日そのときにやれることをやるのが正解かと思います。
 骨折り損のクタビレ儲けという言葉がありますが、現代人の健康のためには、骨が折れてはまさに「損」で、そりゃいけませんが、クタビレるほど体を動かすのは、まさに「儲け」と言えるでしょう。

(そういうわけで、BangBangCKD!の動画に合わせてレッツダンス!!・・・というのも、まさにグッドチョイスかと)